■限定■
神戸の双子のブラザーMILESBROS!
阪神淡路大震災から1人の人間としての成長の過程を綴った1曲!
フリーダウンロードにて公開されていましたが、自身等の強い思いでアナログ化!
MCのCLEAFROOKIEとDJの3422の双子のブラザーが
神戸の地で活動する彼らの強い思いが詰まった1曲!
温かく浮遊感漂うメロディアスなトラックに淡々とリリックが乗る、
これまでの思いを記しながらも新たな境地を聴かせる仕上がり!
[収録内容]
A. ゆれた
B. ゆれた (INSTRUMENTAL)
※試聴はYouTubeをご参照下さい。
[リリック]
高校受験控える中3の冬
またいつもと変わらない朝が来る
と思ってた 辺りは真っ暗
眠りは深く ズシンと沈んだ枕
突然、ゆれた...
どうしようもなくひたすら潜った布団
それでちょっとは怖さも吹っ飛ぶ
ブラウン管テレビが
顔の横に落ちてたのはゾッとしたな
倒れた食器棚から割れた皿
足の踏み場もないくらい物が散乱
外に出れば徐々に 歩けば歩くほどに
知ることになる現実
目を疑うばかり 何が起こったのか
わからない 多くのものが破壊
落ちたエレベーター 割れたアスファルト
剥がれ落ちたタイルがそこら中
焼け焦げた学校の体育館
今にも倒れてきそうな傾いたビル
電柱や線路 瓦礫と化した家屋
灰色に映って見える街はカオス
当たり前にあったものが崩壊した
あの時の記憶辿る
地面がゆれた みんながゆれた 温もりに触れた
ONE 繋がり いつもの景色 暖かいご飯の有り難み
優しさを知った 強さを知った 今日から明日
輪 連なり 手と手 心 ゆれた 絶対忘れない
俺が住んでた市営住宅は
7cm傾いて全壊扱い
もちろん怖くて住めるはずない
次の日からは近くのダイハツ内
避難所として用意されたプレハブ
近所の人達が集いふれあう
水は使えず 風呂にも浸かれず
余震に怯え 溜まるストレス
他府県からの支援 自衛隊の給水
しらみつぶしにあさった救援物資
体小さくて大人の服はぶかぶか
ジェフのパンツは印象深かった
ライフラインは少しずつ復旧
みんなで焚き火を囲みながら食べた
あったかい豚汁やご飯はクラシック
贅沢出来ないがそれなりの暮らし
人の有り難みも知らず ただボーッと
過ごしてた俺は気付かなかった
裏では数えきれないほどの周りのサポート
助け合いがあったこと
地面がゆれた みんながゆれた 温もりに触れた
ONE 繋がり いつもの景色 暖かいご飯の有り難み
優しさを知った 強さを知った 今日から明日
輪 連なり 手と手 心 ゆれた 絶対忘れない
あの日から20年
俺はまだまだ未熟で小さいけど
あの震災の経験は少なからず
今の自分を形成
何も見えてなくて 何もしてなくても
知らず知らずに周りから学んでた
東北の震災ではみんながゆれ
日本中がひとつに手を合わせPray
正直何も出来んけど
これで少しでもって思いで募金した
一人の力はほんの微々たるもの
でもそれは必ず意味あること
無関心で無頓着は重い罪
ほんまは泣きたかったあいつの死
明日我が身 ありがたみ あったかみ
笑顔 温もりさえあったらいい
何も響かんかった“頑張れ”や“負けんな”
みたいなシンプルが今じゃ芯に来る
いつも隣で握った手の温もりが
暖かく心に染みる
地面がゆれた みんながゆれた 温もりに触れた
ONE 繋がり いつもの景色 暖かいご飯の有り難み
優しさを知った 強さを知った 今日から明日
輪 連なり 手と手 心 ゆれた 絶対忘れない